東京福祉大の学部・研究科新設「不可」と答申

東京福祉大の学部・研究科新設「不可」と答申
読売新聞 2011年12月16日(金)20時56分配信

 文部科学相の諮問機関「大学設置・学校法人審議会」は16日、東京福祉大学(本部・群馬県伊勢崎市)が新設予定の経営学部と大学院経営学研究科について、ともに「不可」とする答申を中川文部科学相に行った。

 教職員へのわいせつ行為で服役した学校法人元理事長を出所後一時、事務総長として雇用した点などを問題視した。学校法人の管理運営が不適切との理由で、学部新設などが「不可」となったのは初めて。

 大学総長も兼務していた元理事長は2008年1月、複数の教職員へのわいせつ行為で逮捕され、直後の同月中に退職。強制わいせつの罪で懲役2年の実刑判決が確定し、服役した。学校法人は事件の背景について文科省に「元理事長に権限が集中していた」と報告し、改善策として「元理事長が復帰することは認めない」とまで言明していた。

 ところが同審議会によると、元理事長は出所後の10年7月上旬、事務総長に就任し、月給約500万円を受け取っていた。3か月後の9月末に再び退職したが、同審議会の審査で、〈1〉事務総長退職後、元理事長が勤務する会社に学校法人からコンサルタント業務が委託され、1941万円が支払われた〈2〉事務総長退職後を含め、法人名義のクレジットカードで約282万円使わせていた――ことなども判明。審議会は「学校法人にふさわしい管理運営体制が整えられていない」と判断した。

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わいせつ事件の東京福祉大総長を送検
2008年1月23日9時59分 産経新聞

 東京福祉大(東京都豊島区)の総長による強制わいせつ事件で、警視庁捜査1課は23日、中島恒雄容疑者(60)を東京地検へ送検した。中島容疑者は、総長の立場を利用して雇用や待遇改善を持ちかけて、複数の女性職員にわいせつな行為をしていた疑いがもたれており、捜査1課で余罪を厳しく追及する。

 調べでは、中島容疑者は被害者の女性教員(41)以外にも、複数の女性職員を総長室に呼びつけ、「正採用にする」「給料をアップさせる」などと言ってわいせつな行為を強要したとされる。総長室には執務室の奥にベッドルームとシャワー室も完備されていたという。

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中島恒雄・前東京福祉大総長、強姦未遂容疑で再逮捕
2008/02/12(火) 読売新聞

東京福祉大(東京都豊島区)の前総長による元教員への強制わいせつ事件で、警視庁捜査1課は12日、別の女性職員を無理やり暴行しようとしたとして、前総長の中島恒雄被告(60)(強制わいせつ罪で起訴)を強姦未遂の疑いで再逮捕した。

調べによると、中島被告は2005年5月7日午前10時30分ごろ、同区東池袋4の同大総長室で、当時職員だった女性(28)(既に退職)を抱きしめ、乱暴しようとした疑い。

女性職員が「やめて下さい」と懇願したため未遂に終わった。

中島被告は「キスをしたことや無理やり体を触ったことは間違いありませんが、暴行したかはよく思い出してから話します」などと供述しているという。
総長室にはベッドやシャワー室があり、中島被告は、この女性職員を仕事を口実に呼び出していた。

中島被告は先月21日、「世間を騒がせた責任を取る」として総長を辞任している。

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