現金窃取の男性教諭を免職、県教委/神奈川

現金窃取の男性教諭を免職、県教委/神奈川
カナロコ 2011年12月21日(水)23時30分配信

 県教育委員会は21日、校内で現金約47万円を窃取するなどした横須賀市立大楠中学校の男性教諭(24)を懲戒免職処分にした。また、教え子に抱き付きキスをした厚木市内の県立高校男性総括教諭(55)を停職6カ月の懲戒処分にした。高校の男性教諭は依願退職した。

 県教委によると、中学校の男性教諭は1〜5月の間、会計担当の立場を利用し同僚教職員7人の親睦会費25万6660円を着服。5月以降も校長室の書庫から吹奏楽部の楽器代(12万円)やバスケットボール部強化費(6万円)など計21万2千円の現金を窃取したという。

 大半は飲食費などに充てており、10月に全額返還した。書庫は施錠されていたが同校教職員の誰もが利用できる状況で、管理体制が不十分だったとして同校校長も戒告処分とした。

 一連の行為をめぐり同市教委は11月上旬、横須賀署に被害届の相談をしたが、同署は▽金額が少ない▽返還済み▽社会的制裁を受ける―などの理由で「事件として取り扱えない」と回答したという。

 一方、県立高校の男性教諭は11月3日、同校3年の女子生徒(18)1人を学校に呼んで進路指導をした後、教室内で生徒を数秒間抱き締め口にキスをしたという。同教諭は「生徒が名残惜しそうに立っていた」などと話しており、自分に好意を抱いていると思い込んで不適切な行為に及んだとしている。

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