県教委:今度は非常勤講師が盗撮 懲戒免職・解職者5人目 /大分
毎日新聞 2011年12月29日(木)14時9分配信
県教委は28日、盗撮をしたとして都迷惑防止条例違反容疑で警視庁に逮捕された県立佐伯鶴岡高の高山哲宏・非常勤講師(38)=佐伯市=を解職したと発表。今年度、県教委で懲戒免職・解職者は5人目。県教委は5日に逮捕を知ったが、発表は3週間以上遅れ。河野盛次・教育人事課長は「本人から詳しく聞き取りできなかったため」と釈明した。
県教委によると、高山講師はアイドルのコンサートに行くため上京。5日午後1時10分ごろ、千代田区神田のBOOKOFF秋葉原駅前店で、女子高生(17)のスカート内を携帯電話で動画撮影した疑いで現行犯逮捕された。22日、東京区検から略式起訴。東京簡裁から略式命令を受けて罰金40万円を納付した。「出来心だった」と話しているという。
高山講師は理科担当で4月から週2日勤務。県教委では臨時と非常勤合わせて計14年間働いている。
一方、大分地検は28日、酒気帯び運転をしたとして懲戒免職となった同じ佐伯鶴岡高の元事務長、小野直容疑者(60)を26日付で道交法違反罪で略式起訴したと発表。大分簡裁は27日、罰金40万円の略式命令を出した。起訴状などによると、11月19日午前0時45分ごろ、佐伯市で酒を飲んで車を運転した。
また、元日田三隈高臨時職員(懲戒免職)で造園業、林茂雄容疑者(65)を酒気帯び運転などの罪で大分地裁日田支部に起訴したと発表。起訴状によると、5月16日午後1時40分ごろ、日田市内の国道で酒気帯び運転し、同4日には同市内で、軽乗用車で歩行者をはね3週間のけがを負わせたとしている。【佐野優、深津誠】
12月29日朝刊