(朝鮮日報日本語版) 全教組幹部の自宅を家宅捜索、国家保安法違反の疑い(韓国)

(朝鮮日報日本語版) 全教組幹部の自宅を家宅捜索、国家保安法違反の疑い
朝鮮日報日本語版 2012年1月19日(木)9時30分配信

 国家情報院と警察庁保安局は18日午前7時半から、全国教職員労働組合(全教組)のパク・ミジャ首席副委員長(53)=女性=と全教組仁川支部の前職・現職幹部3人の自宅や勤務先の学校職員室に対する家宅捜索を実施した。

 警察庁関係者によると、パク首席副委員長らは北朝鮮の故・金日成(キム・イルソン)主席の著作物を教材として扱い、これをインターネット上に掲載するなど、国家保安法に違反した疑いがあるという。

 全教組仁川支部・統一委員会の元委員長(43)に対する家宅捜索では、パソコンのハードディスク、インターネット検索履歴のほか、「革新」「学校改変」などの言葉が入った文書、パソコンのファイルなどを押収したという。国家情報院と警察は押収した資料を分析し、従北(北朝鮮に追従する)思想に関する内容を生徒に教えたかどうかなどを確認する方針だ。

 これに対し、全教組は同日に報道資料を出し、パク首席副委員長らが▲全教組が2003年以降に実施した南北教育者教育協力事業で北朝鮮側の人物と面会した▲進歩連帯後援会「進歩サラン(愛)」の運営委員として活動した▲日本の朝鮮学校に対する支援事業を行った−などの理由で、公安当局が国家保安法違反の疑いを持ったようだと説明した。

 全教組は「校内暴力問題が社会的に取り沙汰されている中、全教組が教育問題をなおざりにして親北活動ばかりを展開したというレッテルを張り、全教組を中傷し、進歩陣営を棄損しようとしている」と主張した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする