宮崎公立大職員セクハラ:「検証委」設置へ 専用相談窓口も 宮崎市に対応報告 /宮崎

宮崎公立大職員セクハラ:「検証委」設置へ 専用相談窓口も 宮崎市に対応報告 /宮崎
毎日新聞 2012年1月24日(火)15時57分配信

 宮崎公立大の職員が学生ら3人にセクハラなどをして懲戒解雇された問題で、同大は23日、宮崎市に「外部委員による検証委員会設置」など今後の対応を報告した。同大の設置者である市が、大学側に是正措置を求めていた。
 同大によると、外部委員には、ハラスメント問題に詳しい宮崎市の松田幸子弁護士、NPO法人「アカデミック・ハラスメントをなくすネットワーク」の御輿久美子代表理事=大阪府、大学の教育研究審議会の長友良夫委員が就任。学内では02年以降、4件のセクハラが相次いでおり、原因の検証と対策について提言してもらい、年度内に報告書をまとめるという。
 さらに、学生が相談しやすいよう体制を整備。電話やメールで受け付ける携帯電話の専用相談窓口を月内に開設し、女性看護師と男性教授が対応する。また、保健室に外から直接入室できる入り口を設ける。
 記者会見した小八重貴成事務局長は「学生に早く安心感を与えたい」と話した。【百武信幸】

1月24日朝刊

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