盗撮:容疑で教諭逮捕 不祥事防止対策さなか−−長与町 /長崎
毎日新聞 2012年1月25日(水)16時42分配信
時津署は24日、女性のスカート内を盗撮したとして長与町立高田中の理科教諭、椿隆博容疑者(46)=長与町まなび野2=を県迷惑行為等防止条例違反(盗撮)容疑で逮捕した。容疑は21日午後0時45分ごろ、時津町のパチンコ店で女性従業員(30)のスカート内をカメラ付き携帯電話で撮影したとしている。同署によると、容疑を認めているという。
同校の松本正彦校長によると、椿容疑者は2年生の副担任で「普段はまじめで教育熱心だった」という。21日は休日だった。松本校長は「生徒を指導する立場の教員がこのようなことをして大変申し訳ない。心からおわびしたい」と話した。
県内での教職員の逮捕は10年12月にが酒気帯び運転容疑で現行犯逮捕されて以来。長与町では同年10月に
県教委は当時、教職員の不祥事が相次いでいたため「県公立学校教職員コンプライアンス対策本部」を設立(10年12月)。「教職員のためのコンプライアンスハンドブック」も作成して教育関係者に配り、今年度も引き続き不祥事防止に取り組んでいた。
渡辺敏則・県教育長は「不祥事防止対策のさなかの事件に強い憤りを感じる。改めて対策の徹底を図り、教育に対する信頼回復に努めていく」とコメントした。【梅田啓祐】
〔長崎版〕
1月25日朝刊