道教育大:学長任命取り消し訴訟 大学側、請求棄却を求める /北海道

道教育大:学長任命取り消し訴訟 大学側、請求棄却を求める /北海道
毎日新聞 2012年1月25日(水)10時50分配信

 道教育大の昨年5月の学長選で、教職員の投票結果が無視されたとして、落選した教授ら11人が同大と国に本間謙二学長の任命取り消しと慰謝料計200万円の支払いを求めた訴訟の第1回口頭弁論が24日、札幌地裁(本間健裕裁判長)であり、大学側は請求棄却を求めた。
 訴状によると、教職員の投票では現職の本間学長が208票、神田房行教授が250票を獲得したが、有識者らでつくる学長選考会議は本間氏の再任を決めた。原告側は「会議では実質的な議論が行われず、投票結果を覆す合理的理由はない」と主張。弁論で神田教授は「選挙結果が尊重されるような大学に戻したい」と意見陳述した。【金子淳】

1月25日朝刊

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