帯広北チア問題、道が説明要求「教育的影響大」

帯広北チア問題、道が説明要求「教育的影響大」
読売新聞 2012年2月3日(金)15時42分配信

 北海道帯広市の帯広北高校チアリーディング部の男性監督が女子部員に不適切な言動をしたとされる問題で、学校を運営する学校法人帯広渡辺学園の松浦護理事長は2日、読売新聞の取材に対し、「近いうちに記者会見を開いて説明することが必要と考えている」と話した。

 私立学校を所管する道学事課も事実関係の説明などを求める文書を学校側に送付した。文書は1月30日付で、今月6日までの回答を求めている。

 同課に対し、学校側はこれまで、「指導の範囲内で問題はないと考えている」などと回答したが、男性監督の言動を理由に、チア部の2年生部員10人全員が退部し、保護者の一部に不信感が広がっていることから、同課は「教育的、社会的な影響が大きく、事実経過の正確な把握が必要」と判断し、文書で報告を求めた。

内容は、同校教頭でもある監督が、特定の部員の尻を触ったり、ネックレスを贈るなどしたほか「愛してる」といった“告白”や「結婚しよう」と“プロポーズ”までしている、という趣旨だった。また、監督が練習後に部員を誘ってファミリーレストランに行き、店内で手を握るなどしていた行為についても訴えていた。

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