東工大不正経理、210万円返還請求へ

東工大不正経理、210万円返還請求へ
読売新聞 2012年2月17日(金)19時58分配信

 東京工業大(東京都目黒区)の次期学長への就任を辞退した岡崎健教授(62)の研究室の研究費を巡る不正経理問題で、独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)は17日、同大に対し、不正に経理処理された約210万円の返還を請求すると発表した。

 同研究室への8か月間の補助金交付の停止処分も出した。

 同機構によると、同機構は2004年度、同研究室に総額2900万円で燃料電池の基礎研究を委託。このうち、約210万円は業者に架空請求させてプールする「預け」や、この研究に使わないのにコンピューターを購入するなどの不正な経理が行われていた。年5%の利息が加わるため、返還請求額はさらに膨らむ見通し。

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