松山の中学教諭、女生徒にわいせつ 母親にも交際迫る
2012年03月07日(水) 愛媛新聞
松山市の市立中学校の男性教諭(51)が昨年12月から今年1月にかけ3回、教え子の女子生徒の体を乗用車内で触るなどのわいせつ行為をした上、被害生徒の30代の母親に「子どもの進路相談」などと称して校外で面会を求めて交際を迫り、不適切な関係になっていたことが6日、愛媛新聞社の調べで分かった。校長は取材に対し事実関係を認めているが、市教育委員会に十分な報告をしていなかった。生徒は2月中旬に警察署へ電話で相談している。
学校側は事実を公表しないまま教諭を依願退職させる方針だったとしており、市教委学校教育課は「教諭が体調不良で休んでいるのは把握しているが、それ以外は何の報告も受けていない。事実関係を確認したい」としている。
学校側「認識ない」 松山・中学教諭わいせつ行為
2012年03月08日(木) 愛媛新聞
松山市の市立中学校の男性教諭(51)が教え子の女子生徒にわいせつ行為をし、母親と不適切な関係にあった問題で、学校側は7日、「体は触ったが、わいせつ行為とは認識していない」との見解を示した。母親と生徒は同日、「手のひらを返したような対応で考えられない」と憤っている。近くわいせつ行為について警察署に被害届を出す方針。
学校によると、2月上旬、生徒から「教諭の車の中で頭や背中、腰、太ももを触られた」と相談があり、教諭を問いただすと「背中をさするなどした。わいせつな気持ちはなかったが、そう取られるならその通り」と説明を受けたという。校長や教頭は「警察ではないので、それ以上は聞きません」と教諭に伝え、詳細は聞かなかったとしている。
教諭は6日の愛媛新聞社の取材に「進路などで女子生徒が悩んでおり、励まそうと横になった生徒の頭や背中、腰をなでた。太ももも触ったかもしれない。腰や太ももは(生徒が)よく家事をしていたので凝っていると思った」と話していた。
生徒に触り、母とも関係持った不適切教師
2012年3月8日11時24分 読売新聞
松山市立中学の男性教諭(51)が昨年末から今年1月にかけ、教え子の女子生徒の体を触るなどした上、生徒の母親と性的関係を持っていたことがわかった。
学校は事実関係を同市教委に報告せず、教諭は「病気療養」を理由に休職。市教委は学校の対応に問題があるとして調査を始めた。
学校などによると、教諭は昨年12月中旬、学校近くで泣いていた生徒に「家に送る」と声をかけて車に乗せ、体を抱くなどし、同下旬〜1月にも2回、進路相談を理由に校外で待ち合わせ、車内で生徒の体を触ったという。母親にも昨年12月から、電話などで「生徒の進路で相談がある」と会うよう求めたとしている。
生徒は1月、学校に相談。母親も2月、学校に「妊娠した」と伝えたという。学校が教諭に確認したところ、「生徒を慰めようと体に触れた。母親との関係は合意の上だった」と釈明し、退職願を出した上で2月10日から休職。学校は同20日に受理した。
校長は読売新聞の取材に、「生徒への行為はわいせつとは考えておらず、母親との関係も男女間の問題だが、教諭の行為としては不適切と考えている。ただ、母親から『誰にも言わないでほしい』と言われ、市教委への連絡や警察への通報を控えた」と話している。愛媛県警によると、生徒は2月に警察署へ相談しているという。