個人情報:生徒15人分の成績結果紛失−−松戸の中学校 /千葉

個人情報:生徒15人分の成績結果紛失−−松戸の中学校 /千葉
毎日新聞 2012年3月20日(火)13時10分配信

 松戸市教委は19日、市立中学校の男性教諭(56)が、1年生1クラスの女子生徒15人分の試験結果などが記された「学習のあゆみ」を紛失したと発表した。教諭が回収を任せた学習委員の生徒が紛失したとみられるが、本来、個人情報が記載された文書は、同校の個人情報取り扱い規則で、直接生徒とやりとりするべきものだった。
 市教委によると、この書類は、定期テストの度に、本人や保護者との連絡用に使われる書類で、双方のコメントの記入欄もある。
 男性教諭は学習委員に回収袋を預け、昨年の2学期から回収させていたが、学習委員が15日「袋が見当たらない」と報告し、紛失が判明した。
 男性教諭は「生徒を信頼して集めさせていた。申し訳ない」と話しているという。
 同市では先月も別の市立中学校の男性教諭が32人分の期末試験の答案用紙を紛失したばかり。市教委の山根恭平教育長は「度重なる個人情報の紛失は教育への信頼を大きく揺らがせる。重く受け止める」とコメントした。【橋口正】

3月20日朝刊

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