体罰:宇都宮の中学教諭、部活練習中に女生徒の襟つかみ足で蹴る /栃木

体罰:宇都宮の中学教諭、部活練習中に女生徒の襟つかみ足で蹴る /栃木
毎日新聞 2012年3月23日(金)12時5分配信

 宇都宮市教委は22日、市立中学校の男性教諭(47)が顧問を務める女子バレーボール部の練習中、1年の女子生徒(13)に体罰を加えたと発表した。市教委は「県教委と連携し、十分調査し厳正に対処する」としている。
 市教委によると、教諭は8日午前7時20分ごろ、生徒が指導通りの動きができなかったことなどに腹を立て、運動着の襟をつかんで強く押したり引いたりした。生徒が転倒したところ、さらに尻を右足で蹴り「言うことを聞けないなら帰れ」などと言ったという。
 帰った生徒から事情を聞いた母親が学校に連絡。教諭と副校長は直後に自宅を訪れ母親に謝罪したが、教諭は同日夕の部活で再び「帰れと言われて帰るような熱意のなさでは困る」と言ったという。学校側は教諭を顧問から外したが、生徒は部活動を欠席している。
 また教諭は当初、生徒を蹴ったことを認めていなかった。複数の目撃証言があり、一転して認め「申し訳ない」と話しているという。【吉村周平】

3月23日朝刊

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