酒気帯びで事故 中学教諭を在宅起訴 松山
2012年04月13日(金) 愛媛新聞
勤務中に乗用車を酒気帯び運転し、女性と接触してけがをさせたとして、松山地検は12日までに、道交法違反と自動車運転過失傷害の罪で松山市土居田町、同市立北条北中学校教諭八束文雄容疑者(48)を在宅起訴した。同日、松山地裁で初公判があり、八束被告は起訴内容を認めた。
検察側は「二日酔いを認識していながら、事故は起こさないだろうと考えた安易で悪質な犯行。注意喚起が再三されていた中で、公務員や教員の信頼を失墜させた」として懲役10月を求刑。弁護側は「反省しており被害者に処罰感情はない。軽率だが悪質とまでは言えず、懲役刑となれば執行猶予付き判決でも免職となり酷」と罰金刑を求め、即日結審した。
検察側の冒頭陳述などによると、八束被告は2011年10月20日午前9時5分ごろ、同市北条辻の県道交差点で、乗用車を酒気帯び運転し、右折時に横断歩道を渡ってきた無職女性=当時(84)=と接触し、女性の足に重傷を負わせた。