懲戒処分:秋田市教委、酒気帯び運転の教諭を停職6カ月 /秋田
毎日新聞 2012年4月19日(木)11時39分配信
秋田市教委は18日、酒気帯び運転をしたとして市立秋田商高の男性教諭(43)を同日付で停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。市教委は要綱で酒気帯び運転の場合の最も重い処分は停職6カ月と定めている。一方、県教委は飲酒運転は一律で「原則免職」としており、同じ県内の高校教諭でも処分に差が出る結果となった。
市教委によると、男性教諭は今年3月3日午前4時ごろに自宅で焼酎を飲んで眠った後、同日午後2時ごろに自家用車を運転。巡回中の警察官に呼び止められ、呼気から基準を上回るアルコールが検出され道交法違反(酒気帯び運転)容疑で検挙された。男性教諭は今月12日、罰金30万円の略式命令を受けた。男性教諭は病気療養で休職中だった。
酒気帯び運転の懲戒処分を巡っては、県立高校教諭ら2人が免職処分の取り消しを求め、秋田地裁に提訴。同地裁は3月23日、処分取り消しの判決を言い渡した。ただ、県教委は判決確定後も飲酒運転は原則免職との方針を変えていない。市教委も酒酔い運転については原則免職としている。【仲田力行】
4月19日朝刊