朝鮮学校補助金:支出違法と提訴 県や神戸市相手取り−−「救う会兵庫」 /兵庫

朝鮮学校補助金:支出違法と提訴 県や神戸市相手取り−−「救う会兵庫」 /兵庫
毎日新聞 2012年4月28日(土)15時50分配信

 北朝鮮による拉致被害者の支援組織「救う会兵庫」代表らが27日、県や神戸市が県内の朝鮮学校に補助金を支出しているのは違法として、県や市を相手取り、支出取り消しを求めて神戸地裁に提訴した。
 訴状などによると、県と市は11年度、県内の朝鮮学校7校に対し計1億5000万円の補助金を支出。原告は「朝鮮学校は北朝鮮の思想教育を行っており、補助金は憲法で禁じられた『公の支配に属しない事業』への公金支出にあたる」と主張している。
 同会は2月、この補助金の支出取り消しを求めた住民監査請求を行ったが、ともに棄却された。同会の長瀬猛代表(43)は「監査では教育内容について踏み込むのを避けており、この点についても法廷で明らかにしたい」と話した。県や市の担当者は「内容を把握していないのでコメントできない」としている。【渡辺暢】
〔神戸版〕

4月28日朝刊

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