教職員の相次ぐ不祥事受け 再発防止へ緊急メッセージ 長野県

教職員の相次ぐ不祥事受け 再発防止へ緊急メッセージ
2012.4.26 20:16 産経新聞

 教職員の不祥事が相次いでいるとして長野県教育委員会は26日、全ての教職員や市町村教委などに対して不祥事根絶と信頼回復を呼びかける異例の緊急メッセージを出した。

 県内では、3月から4月にかけて男性教諭2人が東御市青少年健全育成条例違反(みだらな性行為などの禁止)容疑で相次いで逮捕。また26日には、道交法違反(酒気帯び運転)で起訴されたとして、長野市内の中学校に通う男性教諭(55)を懲戒免職処分とするなど、教員の不祥事が相次いでいる。

 6人の教育委員全員の連名によるメッセージは、教育への信頼が根幹から揺らぐ憂慮すべき深刻な事態とした上で、「事態を自分のこととして受け止め、一人ひとりが初心に帰り、自分の行動を見つめ直してください」と呼びかけている。

 また県教委は、不祥事再発防止に向けた対応策を決定。5月10日に市町村教委も含めた県内の教育関係者を集めて緊急会議を開いて再発防止の徹底を図る。このほか校長による教職員への面談実施、生徒指導時の対応ルール化などを検討する不祥事防止委員会の校内設置などを盛り込んでいる。

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