懲戒免職:保育士、職員互助組織から駐車料水増し詐取−−桜井市 /奈良

懲戒免職:保育士、職員互助組織から駐車料水増し詐取−−桜井市 /奈良
毎日新聞 2012年5月3日(木)14時58分配信

 桜井市は2日、福祉保健部第3保育所の保育士、西岡三智子主査(57)を、職員互助組織から駐車料金をだまし取ったとして、懲戒免職にしたと発表した。
 同市によると、市内4カ所の市立保育所に自動車通勤する職員が、近隣の民間駐車場を借りる際に互助組織をつくり、自分たちで駐車料金を積み立てていた。西岡元主査は同部第2保育所勤務だった11年4月から12年3月まで、互助組織に入っていた職員の車延べ5台を知り合いの土地に止めさせ、自ら互助組織の金を知り合いに支払っていた。この時、本来月3000円の料金だったが、組織には4200円と偽って金を引き出し、差額計3万2400円をだまし取ったという。
 同市は「領収袋の領収印は自分で用意して押し、さらに発覚した後に袋を捨て、市の調べにもうそをついた。悪質と言わざるを得ない」としている。
 松井正剛市長は「だまし取った金に公金は含まれていないが、公務員、保育士として許される行為でないため、厳罰にした」とコメントした。【矢追健介】

5月3日朝刊

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