臨床研究説明せず鎮痛剤=44人に投与の助教を処分−宮崎大

臨床研究説明せず鎮痛剤=44人に投与の助教を処分−宮崎大
時事通信(2012/04/20-18:13)

 宮崎大は20日、医学部付属病院の40代の男性助教が、臨床研究の目的を説明せず患者44人に鎮痛・鎮静剤を投与していたと発表した。厚生労働省の倫理指針に抵触し、同大は助教を訓告処分とした。患者の健康に影響はなかったという。
 記者会見した迫田隅男医学部長は「信頼を損なう事態を招き深くおわびする」と謝罪した。
 同部長の説明によると、助教は昨年2〜5月、脊椎に針を刺し下半身麻酔を行う際に鎮痛・鎮静剤を投与。複数の薬剤の効果を比較するなど臨床研究が目的だったが、患者にその旨を説明せず同意も得ていなかった。

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