カナダの日本人元大学教員、児童ポルノで有罪
読売新聞 2012年5月16日(水)11時38分配信
【ロサンゼルス=西島太郎】国際的な児童ポルノ事件に関与したとして、米カリフォルニア州リバーサイドの連邦地裁は14日、タチノ・フトシ被告(32)(東京都出身、漢字表記不明)に対して禁錮17年の実刑判決を言い渡した。
ロサンゼルスの連邦検察当局によると、タチノ被告は仲間と共謀して、インターネット上の掲示板に児童ポルノを掲示したなどとして、2009年7月、シカゴで逮捕された。当時、カナダ南部のウィニペグに在住し、大学の教員をしていたという。
この掲示板は、複数の国のメンバーでひそかに運営。男児らのわいせつな画像が掲載されていたほか、仲間同士の情報交換も行われていた。
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タチノ被告、児童ポルノ宣伝で禁錮17年
2012.5.17 05:02 サンケイスポーツ
米司法省は15日(日本時間16日)、国際的な児童ポルノ事件に関与してインターネット上で児童ポルノの宣伝をしたとして、日本人の元大学助教、タチノ・フトシ被告(32)=東京都出身、漢字不明=に米カリフォルニア州リバーサイドの連邦地裁が禁錮17年の有罪判決を言い渡したと発表した。
同省によると、男児の児童ポルノ画像をネット上でやりとりしていた掲示板は「ロスト・ボーイ」と呼ばれ、国際的グループが関与。メンバーは欧州や中南米などに広がっていた。
米連邦捜査局(FBI)は、これまでに16人を逮捕。その中のタチノ被告は、2009年7月にシカゴで逮捕された。当時、カナダ南部のウィニペグに住んでおり、ウィニペグ大で言語学の助教をしていた。