教員不祥事:知事「現場の声聞き対応を」 続発で県教委に要請 /長野

教員不祥事:知事「現場の声聞き対応を」 続発で県教委に要請 /長野
毎日新聞 2012年5月12日(土)12時21分配信

 しようとした容疑で県立高教頭が逮捕されるなど教員の不祥事が相次いでいる問題で、阿部守一知事は11日の定例記者会見で「(再発防止に向け)県教委が現場で努力をしている教員の声を聞いて対応する必要がある」と強調し、山口利幸・県教育長に不祥事の背景や要因の分析の他、教員採用や人事、評価制度の在り方の検証を求めたと述べた。
 知事は県教委の他、知事部局の岩崎弘・総務部長にも、県教委や県警と情報共有し、今後の対応を考えるように指示した。
 会見で、要請に対し教育長は「教育委員とも相談して対応する」と応じたという。知事は教員評価について「子供との信頼を得られることなど、目指すべき(教員の)能力や経験を蓄積し、個々の教員に足りない部分などを、理論的に伝えていくことが必要」と見解を示した。
 学校と地域社会の連携の現状に「学校の垣根が高いという声を聞く。もっと開かれた学校にし、地域の人たちが学校運営に参画できる制度が必要だ」と求めた。【渡辺諒】

5月12日朝刊

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