通知表隠した疑い、小学校の女性教諭を逮捕/茅ケ崎
カナロコ 2012年5月22日(火)0時15分配信
同僚の男性教諭が担任していた児童の通知表などを隠したとして、茅ケ崎署は21日、公文書棄損の疑いで、茅ケ崎市立小和田小学校の女性教諭(30)=同市松林3丁目=を逮捕した。同署によると、「男性教諭に交際を断られ、困らせようと思った」などと供述、容疑を認めているという。
逮捕容疑は、男性教諭を困らせる目的で、3月10日午後5時半ごろ、同小校長室の耐火ロッカーに保管されていた4年生2人の通知表2通と、児童35人の算数の成績を記載したメモ1枚を抜き取って隠し、同月23日の修了式などに渡せなくした、としている。
同校は、3月21日に通知表が校長室からなくなっているのが分かり、再発行したものを23日の修了式で児童に渡した。
なくなった通知表は、修了式翌日の24日に大磯町在住の男性が同校に届けた。同署によると、同容疑者が別人を装い、知人のこの男性に教育委員会に届けるよう依頼したという。市は4月2日に同署に盗難届を出していた。
教諭の逮捕を受け、市役所で会見した服部信明市長は「市民と行政の信頼関係が崩れ、私自身悔しい思いとともに、非常に申し訳なく思う。児童の心理的動揺に配慮し、児童と教員の信頼関係の回復に全力をあげる」と謝罪した。