元下関市立大教授のハラスメント:元教授の上告不受理 解雇相当の判決確定−−最高裁 /山口
毎日新聞 2012年6月5日(火)14時53分配信
学生へのパワーハラスメントやセクハラがあったとして、下関市立大を諭旨解雇された50代の元男性教授が、地位確認などを求めていた訴訟で、最高裁第1小法廷(横田尤孝裁判長)は4日までに、元教授の上告を受理しない決定をした。5月31日付。これで解雇相当と認定した2審判決が確定した。
1審の山口地裁下関支部は、元教授が09年、ゼミの男子学生に対し、人格を傷つけるようなメールを送ったなどしてパワハラやセクハラを認め、解雇相当と判断。2審の広島高裁も1審判決を支持、元教授は最高裁に上告していた。
判決の確定を受け、荻野喜弘学長は「ハラスメントの防止啓発に一層努力したい」とのコメントを発表した。【西嶋正法】
〔下関版〕
6月5日朝刊