PTA会費:県立高18校、校舎修繕費などに使用 県教委「県費負担が適切」指導 /鹿児島
毎日新聞 2012年6月9日(土)16時16分配信
県立高18校が、PTA会費など保護者から徴収した学校徴収金を、校舎の修繕費などの一部に充てていたことが8日、わかった。11年度までの5年間で計161万円で、県教委は「県費での負担が適切だった」として各校に指導した。
県教委総務福利課によると、07年度以後、年間4〜8校がトイレの補修などに、徴収金から約12万〜63万円を支払っていた。各校はPTAなどの承認は得ていたという。
学校徴収金を巡っては、全国各地の学校で徴収金の不適切な使い方が発覚したことから、文部科学省が先月、全国の教委に調査するよう通達を出していた。県教委は今年度中に、徴収金を支出する際の基準を示す方針。【黒澤敬太郎】
6月9日朝刊