<盗撮教諭>保護者反発で学校戻れず 教育研究所で研修へ

<盗撮教諭>保護者反発で学校戻れず 教育研究所で研修へ
毎日新聞 2012年6月16日(土)14時18分配信

 北海道迷惑防止条例違反罪(盗撮)で罰金30万円の略式命令を受け、停職2カ月の処分が終わった北海道浦河町立中学校の男性教諭(48)について、道教委は15日、道立教育研究所(江別市)で研修させることを決めた。処分終了後は元の職場に戻るのが原則だが、生徒の保護者が反発していた。

 研修期間は18日から1カ月以上で、公務員倫理や教科指導など教諭として再教育する。その後、同町以外の中学校へ異動させる方針。そこでも保護者が反発した場合、道教委教職員課の村上明寛課長は「地元の理解抜きには学校復帰させない」と明言。わいせつ行為で停職処分を受けた教職員は自ら退職し、過去に今回のような事態はなかった。村上課長は「処分の厳罰化も検討したい」と話した。

 この教諭は昨年12月21日、札幌市中央区で、女子高校生のスカートの下にカメラを付けた靴を差し入れて盗撮した。5月29日に停職処分が明けたが、病気休暇を取っていた。【千々部一好】

札幌・中央署は21日、女子高生のスカートの中を盗撮しようとしたとして、北海道迷惑防止条例違反の疑いで新冠町北星町、浦河町立浦河第一中教諭、丸谷孝浩容疑者(48)を現行犯逮捕した。

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