酒気帯び運転で追突事故 中学教諭を懲戒免職 静岡
産経新聞 2012年6月26日(火)7時55分配信
県教育委員会は25日、酒気帯び運転で追突事故を起こし、道交法違反(酒気帯び運転)で現行犯逮捕された富士宮市立富士宮第4中学校の男性教諭(40)を懲戒免職にしたと発表した。県教委が相次ぐ不祥事の根絶に向けて取り組むなか、今月もされる事件が発生、川勝平太知事は「教育行政と教育現場に乖離(かいり)があり、構造的問題があるのではないか」と指摘した。
県教委などによると、男性教諭は5月12日午前1時20分ごろ、富士市中野の県道で酒気帯び状態で乗用車を運転して乗用車に追突、40代の女性の首などに軽傷を負わせた。男性教諭からは呼気1リットル中0・15ミリグラム以上0・25ミリグラム未満のアルコールが検出され、富士署は道交法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。
男性教諭は事故当日、富士宮市内の飲食店2店で大量のビールを飲んだ後、駐車中の自分の車を運転して富士市内の飲食店に行く途中だった。男性教諭は「大丈夫だと思って運転した。みなさんに大変迷惑をかけて申し訳ない」と反省しているという。
富士署は12日、富士宮市粟倉、同市立富士宮第四中学校教諭、山口和幸容疑者(40)を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕したと発表した。