<傷害>前野球部監督逮捕 部員殴った疑い 広島・山陽高
毎日新聞 2012年6月26日(火)19時17分配信
指導していた野球部員を殴ったとして、広島県警広島中央署は26日、私立山陽高(広島市西区)前野球部監督でアルバイト店員、川岡孝弘容疑者(39)=広島県福山市春日池=を傷害容疑で逮捕した。
逮捕容疑は、4月12日午後10時半ごろ、3年生部員(17)の広島市内の下宿先で、部員の顔面を平手で十数回殴り、右耳に急性感音難聴などの重傷を負わせた、とされる。同署によると、川岡容疑者は部員の生活態度を注意しようとしたといい、「殴ったが、十数回も殴っていない」と供述しているという。
同校などによると、川岡容疑者は90年夏、投手として甲子園に初出場した同校を4強に導いた。昨年4月から同校監督を務めていたが、暴力行為の発覚を受けて今年4月18日付で辞任した。同16日から1カ月、日本学生野球協会から謹慎処分を受けた。
同校の田辺康嗣校長は「体罰に対し厳しく指導していたが、残念。生徒の規律も含め、こういうことが起こらないよう指導していきたい」とコメントした。【黄在龍】