セクハラ:都留文大、男性教授を停職 文学部の女子学生に行為 /山梨

セクハラ:都留文大、男性教授を停職 文学部の女子学生に行為 /山梨
毎日新聞 2012年06月29日 地方版

 都留文科大(都留市)は28日、同大の文学部初等教育学科の男性教授(65)が20代の女子学生にセクシュアルハラスメントなどの行為をしたとして、この教授を29日付で停職1カ月間の懲戒処分とすると発表した。

 同大によると、教授は昨年6月ごろ、学生が体育の授業を2回欠席したことを受けて研究室に呼び出し、「授業に出席しないと単位は出ない」「卒業できない」などと話した上で、デートに誘うなどしたという。

 更に、別の20代の女子学生には昨年6月、体育の授業で体調不良を訴えていたにもかかわらず、見学するよう指示。学生が具合が悪くなったため帰ろうとすると、「単位をやらない」など言って精神的な圧力をかけるアカデミックハラスメントを行ったという。

 いずれの学生も昨年6〜7月に同大の人権委員会に相談し、ハラスメント調査委員会が調査していた。調査結果を受けて、今年4月から教授が授業を受け持たないようにしていた。教授はいずれの発言も否定している。

 同大の西室陽一理事長は「教育を行う立場にある者としてあるまじき行為。今回のような事態が発生しないよう全力で取り組む」とコメントを出した。【片平知宏】

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