ソロソロと気配を消して「ハイハイ」のぞき、44歳中学教諭逮捕 岡山

ソロソロと気配を消して「ハイハイ」のぞき、44歳中学教諭逮捕
(サンケイスポーツ)2012.7.11 14:48

 買い物中の女子高生の真後ろに這いつくばり、スカート内を超ローアングルから“モロ見”したとして、岡山県警岡山東署は10日、県迷惑防止条例違反の疑いで、岡山県玉野市立荘内中学校教諭、有松位(ありまつ・たかし)容疑者(44)を逮捕した。「女子高生のスカートの中をのぞき込んでいたことは間違いありません」などと容疑を認めているという。

 公立中学校教諭、有松容疑者の逮捕容疑は5月30日午後4時ごろ、岡山市東区のレンタルソフト店で、店内にいた高校3年の女子生徒(17)=岡山市=のスカート内を床に這いつくばって“モロ見”した疑い。

 岡山東署によると、有松容疑者はレンタルソフト店の書籍コーナーで、書棚から本を選んでいる制服姿の女子生徒を見つけ、その姿に欲情。ソロソロと気配を消して背後に近づき、床に両手両膝を“軟着陸”させた。

 それはワンワンポーズとも、赤ちゃんのようなハイハイポーズともいえる“極限”のワザで、超ローアングルから見上げるように、スカートの中をのぞき続けたという。

 年の頃、40過ぎとみられる男が床に崩れ落ちているとすれば、体調異変で倒れたか、何かをのぞき込んでいるかしかない。異様な光景に気づいた男性警備員がジッと様子を観察したのち、明白なのぞきと断定、店員らと連携して有松容疑者を取り押さえようとした。

 危険(!?)を察知した有松容疑者は、瞬時に起き上がって猛ダッシュで逃走。この日はまんまと逃げ切ったが、岡山東署は店内の防犯カメラ映像チェックや地道な聞き込み捜査などで、徐々に有松容疑者を追いつめ特定した。調べに「女子生徒のスカートの中をのぞきこんでいたことは間違いありません」と容疑を認めている。

 捜査関係者は「防犯カメラで記録された容疑者は、マジメな会社員といった風情だった」と説明し、「他の女性のスカート内をのぞいている姿がないかなど、余罪も調べる」と話した。

 有松容疑者が勤務する荘内中学の松本孝男校長(56)は10日、サンケイスポーツの取材に「1年生の理科の教べんを執り、特別支援学級の担任と、剣道部の顧問も務めていた。極めてマジメな先生だった」とガックリと肩を落とし、「誠に申し訳ない。信頼を取り戻すよう努めたい」とコメントした。

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