横浜国大:研究費不正請求、准教授を停職 /神奈川

横浜国大:研究費不正請求、准教授を停職 /神奈川
毎日新聞 2012年7月14日(土)10時50分配信

 横浜国立大は13日、領収書の金額改ざんや物品購入の架空請求などで研究費約35万円を不正に受け取ったとして、30代の男性准教授を停職2カ月の懲戒処分にしたと発表した。大学側は「金額が低く悪意がない」として告訴はせず氏名も公表しないとしている。
 大学によると、准教授は10〜11年度、研究に使うため購入した古本の領収書を改ざんしたり、入手した白紙領収書を使ったりするなどして18件の不正請求をした。うち約28万円を自分の銀行口座にプールしていた。「何十万円もする書籍を買いたかったし、予算を使い切らないと翌年削られるとも聞いていた」と話しているという。
 大学側が2月に精算書類を確認した際、手書きで数字を変えた形跡があったため事情を聴くと、不正を認めたという。【北川仁士】

7月14日朝刊

シェアする

フォローする