懲戒免職:101万円着服、鹿児島南高の教諭を 盗撮の北指宿中教諭も /鹿児島

懲戒免職:101万円着服、鹿児島南高の教諭を 盗撮の北指宿中教諭も /鹿児島
毎日新聞 2012年7月21日(土)16時28分配信

 県教育委員会は20日、顧問を務めるバスケットボール部の部費など少なくとも101万円を着服したとして、県立鹿児島南高校(鹿児島市)の加藤俊一教諭(47)を懲戒免職にした。発覚を逃れるため、領収書を偽造していたという。本人が弁済の意向を示しており、刑事告発はしない。
 県教委によると、着服は07年度から続けていたといい、裏付けが取れた昨年6月〜今年5月以前の着服額は不明。飲食費やガソリン代などに当てていた。部費は職場の自分の机に保管。「自分の預金を引き出すのが面倒な時に借りていた。後で返せば良いと考えていたが、だんだんルーズになった」と説明しているという。
 今年5月、不審に思った保護者が加藤教諭に領収書を見せるよう要求。帳尻の合わない分は領収書58枚をパソコンで偽造したが、保護者が店に確認し、校長らに相談した。
 このほか県教委は20日付で、女子更衣室にペン型ビデオカメラを置いて盗撮しようとした指宿市立北指宿中、上園淳一教諭(28)を懲戒免職にした。上園教諭は認めているという。
 六反(ろくたん)省一教育長は「近く示される不祥事根絶委員会の提言を踏まえ、職員のモラル向上に全力で取り組む」とコメントした。【山崎太郎】

7月21日朝刊

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