草加の市立中飛び降り強要:市教委、防止策検証へ いじめで緊急協議会 /埼玉
毎日新聞 2012年7月24日(火)12時31分配信
草加市内の中学校で2年の男子生徒がいじめを受け、校舎から飛び降りて腰などを骨折した問題を受け、市教育委員会は23日、緊急教育委員協議会(井出健治郎委員長、委員数6人)を開き、未然に事故を防ぐ手立てがなかったか検証に取り組む方針を決めた。
協議会は非公開で行われ、教委が一連の経緯を説明後、各委員から中学校の対応などについて質問が相次いだという。協議会後、高木宏幸教育長は「学校はやるべきことをやったが、結果として事故が起きてしまった。どうすれば防げたか、検証して次の防止策につなげたい」と述べた。
一方、男子生徒側の代理人の弁護士は23日、毎日新聞の取材に「小5時代にいじめた生徒が中2のクラス編成で一緒になったり、治療費をめぐる学校の対応に、保護者は強い不満を抱いている。問題が落ち着いた段階で、慰謝料請求などの法的措置を検討せざるを得ない」と話した。【飯嶋英好】
7月24日朝刊