30代女性教諭が児童に「嫌い、くるな」
日刊スポーツ 2012年7月24日21時13分
埼玉県立三郷特別支援学校で女性教諭(31)が担任する児童の顔をたたくなどしたとされる問題で、埼玉県教育委員会は24日、体罰と認定し、教諭を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にした。
体罰に関する情報を得ながら適切な対応を怠ったとして、男性校長(57)と当時の男性教頭(53)もそれぞれ減給10分の1(1カ月)とした。
県教委によると、教諭は昨年5〜9月、教室で3回にわたり、1年の6歳と7歳の男児の頬を両手でたたいて挟むなどした。また2年で7歳の女児に「嫌い、嫌い、二度と帰ってくるな」「人の助けを借りることばかり考えやがって」などと発言した。
県教委の調査に、教諭は指導の一環だったと説明し「他の人が見たら、たたいたと思うかもしれない」などと話している。校長と教頭は保護者から連絡を受けたが十分確認せず、県教委にも報告しなかった。
保護者から被害届を受けた埼玉県警は、暴行などの疑いもあるとみて捜査している。教諭は病気を理由に休職している。(共同)