給付金詐欺未遂:元学校長ら8人を起訴−−地検 /香川
毎日新聞 2012年8月1日(水)18時5分配信
高松地検は31日、国の求職者支援制度を悪用して職業訓練受講生への給付金をだまし取ろうとしたとして、職業訓練学校の元学校長、樽本智之容疑者(42)=丸亀市郡家町=と元学校事務長の妻光代容疑者(34)、元受講生6人の計8人を詐欺未遂の罪で高松地裁に起訴した。
起訴状などによると、8人は共謀して今年3月26日、受講生が講習にほとんど出席していないのに、県内のハローワークに、虚偽の出席状況を記載した申請書類を提出するなどし、給付金をだまし取ろうとしたとしている。また、同時に逮捕された元講師の女性(25)については、「上司の指示に従っていただけ。金品を受け取ってもいない」(地検)として起訴猶予とした。【鈴木理之】
8月1日朝刊