<仙台・高2いじめ>根性焼き「生徒が自分でやった」学校側
毎日新聞 2012年8月9日(木)21時27分配信
同級生からたばこの火を押しつけられるなどのいじめを受けたとして、仙台市内の私立高2年の男子生徒(16)が宮城県警に傷害容疑などで被害届を提出した問題で、同校は9日、「生徒はいじめを受けていた」と認めた。一方、火を23カ所押しつけられた「根性焼き」については「生徒が自分でやった」として「いじめには当たらない」と説明した。
同校によると、被害生徒が同級生3人から殴られるなど複数回の暴行を受けていたことが判明、「いじめに当たる」として、3人を今月3日付で自宅謹慎処分にしたという。
一方、同校は根性焼きについて「(別の)同級生に依頼して自ら行った」と判断。火を押しつけた同級生については「依頼されたとしても傷害罪に当たる」として7月31日に自主退学させた。被害生徒の母親(42)は「火を自分から押しつけることは考えられない」としている。【竹田直人】
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