<脱法ドラッグ>神戸市の小学校教諭が使用し救急搬送

<脱法ドラッグ>神戸市の小学校教諭が使用し救急搬送
毎日新聞 2012年8月10日(金)11時50分配信

 神戸市兵庫区の市立小学校の30代の男性教諭が幻覚作用のある液体の脱法ドラッグを自宅で使用し救急搬送されていたことが分かった。教諭は「仕事が行き詰まり、無力感を和らげるために使った」と話したといい、市教委は処分する方針。

 市教委によると、教諭は7月31日午後11時半ごろ、神戸市北区の自宅で脱法ドラッグを摂取。嘔吐(おうと)するなどしたため翌日午前9時ごろに自分で119番通報した。救急搬送される際、「薬物を使った」との趣旨の説明をし、病院から通報を受けた兵庫県警有馬署が教諭の尿や所持していたドラッグを鑑定。薬事法や麻薬取締法に抵触する成分は検出されなかったという。

 市教委に対し、教諭は4〜6月に3回、同市中央区や同県尼崎市の雑貨店で小瓶に入った6ミリリットルの液体を脱法ドラッグと知りながら購入し、摂取したことを認めたという。市教委は「児童生徒に薬物乱用防止を指導している中、教師自ら乱用したことは遺憾」としている。【近藤諭】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする