懲戒処分:飲酒運転や公然わいせつで3件5人を−−県教委 /熊本

懲戒処分:飲酒運転や公然わいせつで3件5人を−−県教委 /熊本
毎日新聞 2012年8月11日(土)16時56分配信

 県教委は10日、道交法違反容疑で県警に検挙された氷川町立竜北中の永松智久教頭(52)を停職6カ月にするなど3件5人の懲戒処分を発表した。県教委の今年度の懲戒処分は5件9人(前年同期6件8人)となった。
 永松教頭は先月20日夜、八代市内であった職場の飲み会に参加。別の飲み会に参加していた同市立郡築小の田中美紀・事務職員(35)に電話して翌21日未明に駐車場で落ち合った。飲酒直後ということを知りながら自家用車の鍵を渡し、田中事務職員の運転で帰宅途中に検挙された。
 県教委は田中事務職員を停職5カ月、管理監督者として竜北中校長(55)を戒告とした。永松教頭は既に退職願を提出しており、田崎龍一・県教育長は11日付で承認する方針。
 また、嘉島町の書店でわいせつな行為をしたとして公然わいせつ罪で略式起訴された県立大津高の下田唯史教諭(37)を懲戒免職処分に。指導に従わなかった生徒の頭などをデッキブラシでたたいてけがをさせた上益城教育事務所管内の県立高の男性教諭(59)を戒告とした。
 職員の不祥事が相次いだことについて田崎教育長は「県民の皆様に対し心から申し訳ない気持ちでいっぱい。不祥事根絶と学校教育の信頼回復を図れるよう全力を挙げて取り組む」とコメントした。【澤本麻里子】

8月11日朝刊

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