武道必修化:中学教員対象に柔道実技講習会−−平塚 /神奈川
毎日新聞 2012年8月13日(月)11時34分配信
今年度から中学校の体育の授業で武道が必修化されたのに伴い、中学校教員を対象とした「武道(柔道)講習会」が、平塚市北金目の東海大学湘南キャンパスで行われた。参加者は受け身や技のかけ方などの実技を通じて、安全な指導法などを学んだ=写真。
東海大の呼びかけで同市や秦野市、伊勢原市などの体育教師ら約40人が参加。体育学部の宮崎誠司准教授が「投げられる側のリスクと受け身の大切さ」などを中心に、頭部・頸部(けいぶ)外傷の起こり方やその予防などについて講義した。
その後、シドニー五輪100キロ級金メダリストの井上康生・東海大男子柔道部副監督らが見守る中、受け身や投げ技、寝技などの実技指導が行われた。
伊勢原市立伊勢原中学校の遠間茂雄教諭(31)は「柔道の専門的なことを学べるめったにない機会。ここでやったことを子どもたちを教えることに役立てたい」と話していた。【渡辺明博】
8月13日朝刊