教職員不祥事:懲戒教職員の公表基準など意見交換−−学校コンプラ推進協 /宮崎
毎日新聞 2012年8月22日(水)16時43分配信
県・市町村教委と校長会が教職員の不祥事防止に取り組む「県公立学校コンプライアンス推進協議会」の第2回会合が21日、県庁であり、懲戒処分者の氏名や学校名など公表基準について意見を交わした。
会合には各教育長ら30人が出席し、それぞれが取り組んでいる不祥事防止策を報告。教職員の法令順守を徹底させる「県内一斉服務規律強化月間」を今月に続き、飲酒の機会が増える12月にも実施することを決めた。
懲戒処分を受けた教職員名の公表については、県教委が従来の免職に加え、停職6月以上の場合も公表するなどの案を示した。出席者は「今までの基準では県民は納得しない」とおおむね賛同。一方、「公表することで、教壇に戻った教員の授業を受ける子供への影響の配慮が必要」などの意見も出された。
県教委は意見を審議して基準をまとめ、早ければ年明けから実施する方針。
8月22日朝刊