女子高生に「スカート内の写真を」しつこい教諭

女子高生に「スカート内の写真を」しつこい教諭

 仙台市教委は23日、PTAの預金を横領したとして市立荒町小の三浦良晃教頭(53)を懲戒免職とし、女子高生などにセクハラを行ったとして市立第一中の関村学教諭(31)も懲戒免職とするなど、計8人を懲戒処分にした。

 市教委の責任者として、青沼一民教育長を訓告処分とした。

 市教委の発表によると、三浦教頭は、市立大野田小の教頭だった昨年3〜4月、PTAバザーの通帳とPTA会長印を勝手に押した出金伝票で、3回にわたり計35万円を引き出した。市教委は、横領容疑で県警に刑事告発する方針。管理監督義務を怠った同小の前校長(58)と現校長(58)は減給10分の1(1か月)とした。

 関村教諭は2008年4月頃から、女子高校生などに執拗に「スカートの中を撮影した写真をメールで送ってほしい」などと卑わいな内容のメールを送った。最大で1日に33件送っていた。

 保護者から提出された就学援助申請書を放置するなどした中学事務職員(53)を停職3か月、小学校長(57)を戒告とした。就学援助関係書類の管理がずさんだった小学事務職員(60)と小学校長(52)も戒告とした。市教委は「8人の懲戒処分は極めて遺憾で、憂慮すべき事態。教育への信頼を失う行為で、市民におわび申し上げる」と陳謝した

(2012年8月24日 読売新聞)

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