いじめ対策:クラスに話し合いの場 年内に公立全校で /静岡
毎日新聞 2012年9月5日(水)12時29分配信
県内の学校でのいじめ対策を協議する県・市町教育委員会代表者会が4日県庁で開かれ、いじめ対策をクラスごとに児童や生徒が自ら話し合う場を公立小中高の全校で年内に設ける方針が決まった。県教委事務局によると、今後私立校などへも働きかけるという。
子ども自身が話し合い、自分たちで「いじめは駄目だ」と決めていくことが解決には欠かせないとの問題提起を受け、話し合う場を設けることに合意した。県の安倍徹教育長は「いじめに限らず、他の問題行動についても話し合ってほしい」と話した。
また、いじめを未然に防ぐ手立てや実際にいじめが起きた場合の対策について、インターネット上でのいじめも含めた対策マニュアルや、保護者や地域住民の参加の必要性などが指摘された。
代表者会には、県、静岡、浜松両政令市と、他の市町の代表として沼津市、森町の教育委員会委員長と教育長らが参加した。【樋口淳也】
9月5日朝刊