伊賀市教委 「いじめ問題相談員」を委嘱 三重

伊賀市教委 「いじめ問題相談員」を委嘱 三重
産経新聞 2012年9月6日(木)7時55分配信

 ■校区内住民に協力求める

 いじめ問題克服に向けて校区内の住民らを「学校いじめ問題相談員」として委嘱することを決めた伊賀市教育委員会は、相談員を集めた初の「打ち合わせ会議」を4日夜、同市ゆめぽりすセンターで開催。相談員に委嘱状を渡すとともに協力を呼びかけた。

 相談員は、市内35の小中学校長らが推薦した元教員や元PTA役員ら30〜70代の男女133人。この日の打ち合わせ会議には113人が出席した。

 冒頭、味岡一典教育長があいさつ。「全国でも例のない取り組みとして、すでに注目を集めている」とした上で、「いじめを早く発見することが大事。もし(児童や保護者から)相談を受けたら、寄り添うようにして十分に話を聞き、どんなケースでも学校に伝えてほしい。学校の取り組みは必ず相談員にも報告する」などと相談員に理解と協力を求めた。

 このあと、担当の学校教育課職員が相談員の制度や役割などを説明し、相談員の代表に味岡教育長から委嘱状が手渡された。

 相談員は小中学校区ごとに3〜5人が1年間の任期で委嘱され、いじめ問題の相談などに対応する。

 相談員の1人で70代の女性は「子供たちが素直に仲良く育つ地域を目指して、しっかりとできるだけのことをしたい」と話していた。

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