<宮崎の中学校>いじめ撮影し動画投稿、加害7生徒が謝罪

<宮崎の中学校>いじめ撮影し動画投稿、加害7生徒が謝罪
毎日新聞 2012年9月11日(火)13時0分配信

 宮崎市教委は11日、市立中学2年生の男子生徒が同級生7人から顔面に水をかけられ、こぼれた水をなめさせられるなどのいじめの場面を撮影した動画が、インターネットに投稿されたと明らかにした。加害生徒側は事実関係を認め、男子生徒と保護者に謝罪した。動画は学校立ち会いで、投稿した加害生徒に削除させたという。

 市教委によると、動画は5月、宮崎県外の修学旅行先のホテルで撮影。あおむけに寝た男子生徒が、そばに立った同級生男子から手に持ったポットの水を顔にかけられ、飲むよう命令され、畳にこぼれた水をなめさせられるような場面が映っていた。動画は約1分で、加害生徒の1人が6月ごろに投稿したという。

 今月6日、同校の生徒が「いじめの動画がある」と学校側に通報し発覚。学校の調査に計7人がいじめを認めた。同校は7日、加害生徒の保護者を伴い、被害者側に事実関係を報告し「指導が至らなかった」などと謝罪。加害生徒たちは「二度としない」と反省し、男子生徒側も納得したという。

 学校側は6月、独自にいじめの有無を尋ねるアンケートをしたが、この件は把握できていなかった。市教委学校教育課は「人権上問題がある」として、学校側にさらに詳細な報告を求めている。【門田陽介】

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