カラ研修や組合活動、教職員291人不適切勤務
読売新聞 2012年9月10日(月)11時26分配信
北海道内の公立学校の教職員が「カラ研修」など不適切な勤務をしていた問題で、道教育委員会は10日、道内の公立学校教職員約5万7000人に対する調査の中間報告を発表した。
延べ230校291人が計1951時間の不適切勤務をしながら、その分の給与約580万円の支給を受けていたことが判明した。
報告によると、調査対象は2006〜10年度の5年間に勤務した教職員で、図書館などで研修すると申請しながら実際には研修をしていなかった教職員が110校154人に上った。カラ研修では、本来は支給されるべきでない計1563時間分の給与計約480万円が支給されていた。
このほか、勤務時間中に教育研究団体などの会計監査などをしていたのが111校128人。勤務中に労働組合の活動をしていた教職員が9校9人いた。