食中毒:児童13人が発症 大船渡保健所管内の小学校5年、調理実習のジャガイモが原因 /岩手

食中毒:児童13人が発症 大船渡保健所管内の小学校5年、調理実習のジャガイモが原因 /岩手
毎日新聞 2012年9月7日(金)12時26分配信

 県は6日、大船渡保健所管内の小学校で、学校内で栽培したジャガイモを食べた5年生の1クラス13人が食中毒を発症したと発表した。未成熟のジャガイモに多く含まれる「植物性自然毒」が原因とし、注意を呼びかけている。
 県民くらしの安全課によると、家庭科の調理実習で4日、児童23人がゆでたジャガイモを食べ、その後吐き気や下痢などの症状を訴えた。すでに全員回復したという。
 県環境保健研究センターが残っていた調理済みのジャガイモを調べたところ、通常よりも高い数値の自然毒ソラニンとチャコニンが検出されたという。ソラニン類による食中毒は通常は下痢、吐き気など一過性だが、重いと呼吸困難などの症状を引き起こすことがある。【金寿英】

9月7日朝刊

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