愛荘の中学柔道部員死亡:賠償訴訟 和解協議が決裂−−地裁 /滋賀

愛荘の中学柔道部員死亡:賠償訴訟 和解協議が決裂−−地裁 /滋賀
毎日新聞 2012年9月19日(水)15時53分配信

 愛荘町立秦荘中で09年、柔道部の練習中に村川康嗣君(当時12歳)が顧問の元講師に技を掛けられ翌月死亡したのに対し、遺族が町と元講師を相手取り損害賠償を求めた訴訟で、町側が元講師の過失を認め、両者が進めていた和解協議が決裂したことが分かった。
 訴訟関係者によると、遺族側は元顧問の日常的な暴力や、管理者としての校長の責任を認めるよう求めていたが、これには応じられない姿勢を示し、14日に大津地裁であった協議が決裂したという。訴訟は次回期日の11月14日から通常の手続きに戻る。
 母親の弘美さん(44)は「講師の日常の暴力的な指導が事故につながった。指導者を管理する校長も責任を問われるべきだ」と話した。【村瀬優子】

9月19日朝刊

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする