灯油:小学校地下配管から8000リットル流出か−−大町市教委 /長野

灯油:小学校地下配管から8000リットル流出か−−大町市教委 /長野
毎日新聞 2012年9月20日(木)13時0分配信

 大町市教委は19日、市議会全員協議会で、市立大町南小(同市常盤)の地下の配管から灯油6000〜8000リットルが外部に流出した可能性が高いと報告した。敷地内で油の臭いは確認されておらず、今のところ、周囲の河川や井戸、農地などで油は確認されていない。定期的な検査や監視を続ける。
 市教委によると、8月22日に学校職員が灯油の減り方が早いことに気づいた。業者の調査で、現在、灯油を使っていない管理棟と中高学年棟の1階にある二つのタンクの計量メーターが動いていることが判明。タンクと各教室などの暖房器具をつなぐため、校舎の地下約30センチに埋設した鋼管(直径2センチ)から漏れ出したと判断した。
 学校教育課は過去の使用量との比較で、5月ごろから最大8000リットルが流出したと推測している。地下配管は85年の校舎全面改築の際に設置した。現在は応急措置としてタンクのバルブを閉め、冬までに地上に新たな配管を設置する。
 大町市では01年ごろにも、大町東小で地下配管から灯油が漏れる事故があった。【古川修司】

9月20日朝刊

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