大津・中2自殺:いじめ捜査情報、第三者委共有へ 県警本部長答弁 /滋賀
毎日新聞 2012年9月25日(火)14時44分配信
大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒が自殺した問題で、県警は24日、再発防止のため、捜査終了後、捜査内容について関係機関と情報共有する方針を明らかにした。福本茂伸本部長が県議会代表質問で答弁した。
県警によると、いじめたとされる同級生らの立件手続きを終えた後、必要な情報を大津市の第三者調査委や市教委など関係機関と、口頭での意見交換や捜査結果を踏まえた文書による申し入れなどでの共有を想定している。福本本部長は「少年法の趣旨を理解されるよう連絡連携に努めている。捜査終了後も可能な限り、教訓事項や問題意識の共有に努める」と答弁した。
第三者調査委は今月上旬、学校や県警から聞き取りを受けている生徒の負担軽減を目的に、県警に捜査資料の提供を依頼した。県警総務課は「捜査資料そのものの開示は法律で禁止されている」としている。【加藤明子】
9月25日朝刊