職員室で作った脅迫文、弁護士に…教諭有罪判決
2012年9月25日 読売新聞
離婚調停で元妻の代理人を務めていた男性弁護士に脅迫文を送ったとして、強制執行申立妨害目的暴行等の罪に問われた栃木県足利市大橋町、小学校教諭黒崎豊被告(50)(休職中)の判決が24日、宇都宮地裁足利支部であった。
池田知子裁判官は「法的責任を不当に免れようとする身勝手な犯行」とし懲役1年6月・執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)を言い渡した。
池田裁判官は、勤務する小学校の職員室で脅迫文を作成し、学校の封筒に入れた点を「教職者としてあるまじき行為」と指摘した。
判決によると、黒崎被告は、元妻との離婚訴訟判決で慰謝料300万円を支払うことなどを命じられ、強制執行を逃れるために6月15日、男性弁護士の事務所の郵便受けに、「関係者が血の海になる」などと書いた脅迫文を投函した。