カラ出張、パワハラ 滋賀医大が男性教授を停職8カ月
朝日新聞 2012年9月28日
滋賀医科大(大津市)は28日、カラ出張で研究費を不正受給したなどとして60代の男性教授を停職8カ月の懲戒処分にした、と発表した。処分は7月23日付。
関係者によると、処分されたのは、で、京都大の山中伸弥教授らと共同でカニクイザルから新型の万能細胞(iPS細胞)を作る研究をしてきた。
発表によると、教授は昨年度までの5年間で計10回にわたり、実際には出張しなかったにもかかわらず架空の報告書を出して計約31万円の出張費を受け取ったほか、部下の職員にもカラ出張を指示し、受け取った約60万円を研究目的外の出張に充てていた。また、研究に使う液体窒素のボンベ購入で不正経理をしたとされる。