群馬・桐生の工事現場事故：中３労災死 第三者委を設置へ 足利市長表明、議会の決議受け ／栃木
毎日新聞 2012年9月26日(水)12時50分配信
足利市の大豆生田実市長は２５日の定例記者会見で、同市立西中３年の男子生徒が就労中に亡くなった事故の実態を解明する「第三者委員会」を設置する考えを示した。１２月定例市議会への設置条例案提案を想定しているが、市教委が続けている調査の進展次第では前倒しも検討する。
第三者委員会の設置は、同市議会が前日、全会一致で決議した。大豆生田市長は決議について「重く受け止めている」とし「委員会をどのような形で設置するか具体的に検討する」と述べた。
設置時期については「条例制定が必要で、議会の意思としては１２月定例会と認識している」としたが、「市教委の調査で早期対応が必要になったり、調査が行き詰まる場合もありうる」と臨時議会の招集にも含みを持たせた。
また、来年度の教育委員会事務局について、教育次長を１人増の２人にし、１人を教員出身者、１人を行政職出身とする考えを示した。【太田穣】
９月２６日朝刊